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税理士試験。簿記論に半年で合格した!?~現役講師の学習のすすめ~

税理士になりたいならまずは簿記論!?

必ずしもそうだとは思いませんが、私自身も最初の税理士試験の科目合格は簿記論でした。

この記事では

・税理士試験の科目として最初に簿記論を合格したい。

・税法科目にまで進んでいるものの簿記論と相性が悪い

といった税理士合格を目指す受験生にむけ、現役講師の私の経験をお伝えします。

目次

簿記2級も持っていなかった私のスタート

大学2回生の時にはじめて名前を聞いた「簿記」という資格。
大学3回生になって税法ゼミを選択。
この時点で再チャレンジも簿記2級の時点で躓く、

簿記2級も合格できないまま先に進んだ簿記論。

当然ですが、半年で挫折しました。

勉強開始は2月!?さらに1か月遅れてのスタート…

社会人になり、しばらくして中学時代の野球部のキャプテンが結婚しました(私は副キャプテンでした)。

ちゃらんぽらんだった社会人生活を反省し、しりに火が付いた私は、もう一度税理士試験の受験と合格を目指しました。

資金の目途がついたのは1月中旬。偶然にも発症していた腎臓結石の保険が入ってきたころです(笑)

1月というと、TACではいわゆる「速習コース」が開始されるときです。
入ってきた保険はちょうど速習コースの受講料と同額でした。

※当時、まだ京都に住んでいたので、原付が欲しかったです。
「モペット」という自転車とバイクの間のような乗り物で、坂の上にある職場に「行きは登りで原付・帰りは下りで自転車」みたいな遅すぎる青春のイメージを捨て去って、ひとつき遅れで簿記論の勉強を再開しました。

最初の授業参加は実力テスト第1回

映像授業で急ぎで追いついて、自習でトレーニングも2回ずつくらい解いて、なんとか勉強していたことを思い出したので、満を持して授業に参加しました。
参加した初めての授業はいきなり「実力テスト第1回」です。
「半分くらい解けていればまぁいいかなぁ」くらいの軽い気持ちで受講し、本当に半分の得点(50点)でした。

まぁこんなもんだよな…

と思っていたら、平均点が発表されました。平均点は86点でした。横の人は98点でした。名前も覚えています。悔しかったです。

悔しいと思えたこと

思えば半分の点数に相当する程度の努力でしたが、それでも悔しかったです。
いちばんはやはり「お金」の価値が十分に分かるようになっていたから!!

10万20万を稼ぐのに、普通はどのくらいの時間と労力が必要で、さらに自分で生活しながらこれを貯めるのがどれだけ大変か。
運よく保険金が入ってきただけだったとしても、
社会人2年目の私には十分に理解していたようです。

「半年のコースのうちの1/6を消化した時点で、その金額に見合った成果を生み出したか!?」

全然足りなかったことがわかって、いい年こいて涙が出そうになりました。

やったこと・できたこと

※記事のメインです。

そこからの半年でやったこと・できたこと、覚えている限りお伝えします。

やったこと① 朝に勉強する

「朝起きてすぐ」と「寝る前」とだったら「寝る前」に勉強した方が脳みその効率はいいそうです。

それでも、仕事前に1時間~2時間。机に向かって電卓をたたくこと。これが本当に大切です。
場所は問いません。朝から人がたくさんいるカフェは少ないでしょう。周りの迷惑にならないように気を付けたらそこから時間まで離れません。

やったこと② 職場で勉強する

了解は得て、仕事に従事していない時間はひたすら電卓をたたいていました。
ひとけの少ない区画の席でひたすら電卓をたたいていたため、
後で知ったのですが、まわりから「電卓の人」と呼ばれていたそうです(笑)

また、大学時代にすでに簿記論と財務諸表論との合格をしていた優秀な友人が「なんでもいいからボタンの感覚をつかむために電卓をたたく練習はした方がいいよ」とのアドバイスもここで実践し、ひまさえあれば「TACの会員番号」と「定率法の取得価格割り戻し」との数字をたたきまくっていました。
800万円の取得価格が0.28の定率法で2年3か月経過した場合の減価償却費累計額は4,143,104です。いまでも手が覚えています(笑)

やったこと③ 3回って言われたのだから3回!!

宿題のテンプレートは「トレーニングの問題3回ずつ」です。
時間も余裕もないですが、やります!!

そのほか映像・通学含め、信じる信じないは別として、講師の言うアドバイスは可能な限りすべて実践し、受け入れました!!
いまでも覚えているのは

映像の先生「 減価償却と有価証券は絶対出るから完璧に 」

通学の先生「 点数不足は多かれ少なかれ努力不足 」

この2つはいまでも覚えています。ほかの科目では実はここまでちゃんと覚えているアドバイスはないかもしれません。

やったこと④ 2回はその日のうちに

これは物理的にできる人とできない人とがいるのですが、
私は簿記論は日曜日のコースだったので、授業終わりからビルが閉まるまで時間がありました。
授業終わりにまっすぐ自習できる空き教室にむかい、コーヒーを飲んだらビルが閉まるまですぐにその日のトレーニングを解きました。

できたこと① 目標はミニテスト満点・繰り返せば1か月で上位20%に

トレーニングを解く目的はもちろん「本試験合格」なのですが、
本試験>予備校の演習回>ミニテスト
です。

小さな目標をまず達成できるとやる気もでます。
1か月経過したころには朝早く起きることにも抵抗が少なくなりました。
速習コースという分母も少ないコースでしたが、成績上位者に名前が載るようになりました。

※初めて授業に参加した日に隣にいた方にはまだ一回も勝てませんでした。名前覚えていましたから(笑)

できたこと② 「課題は作業ミス」 のレベルまで持って行けた。

速習コースとはいえ、その実、年内4か月の内容を年明けからやるだけです。
終わっている頃に上級者と同じ直前対策の講義や演習にはいり、平均点に届くか届かないかのラインをさまよう日々が続きました。
復習していると、「知らない」「できない」よりも「読んでなかった」「早とちりしてた」「数字読み間違えてた」
のミスが多いことに気が付きました。

また、後者のミスをなくす( 減らすではなく本当になくす。ゼロにする。 )ことで、速習コースの知識でも上位30%に届くことにも気が付きました。

2回に1回くらい上位30%に名前が載るようになったころ、最初に隣にいた人にも勝てるようになりました!!

できたこと③ やっぱりカギは第3問

簿記論は計算のみの試験で、主に3問形式。

合格した年でも自己採点はボーダーライン上でした(TACでボーダープラス2点・大原でボーダープラス1点みたいな感じ。ここはうろ覚え)が、
第1問でボーダーマイナス1点
第2問でボーダーマイナス3点
第3問でボーダープラス5点
みたいな感じの点数配分で合格しました。

とくに第2問ではケタの間違いがあったので、わりと終わったと思っていましたが、第3問の総合問題まで時間配分のミスも少なくまんべんなくしっかり解答できていたのが、良かったのだと思います。

第3問は「勘定科目が多い=採点対象になる部分が多い」の認識で間違いないようです。
TACも大原も、予備校は100点満点で配分しなければならないのですべてに配点置くわけにはいきませんからね。

結局何が大切?

はなしをまとめます。
個人的に大切なのは2つです。

感情をもって勉強すること ( これは感情論ではなく理論です )

いちばん大切なのは「明確な感情をもって勉強をすること」です。

当時はまだ最初の科目だったので戦略も戦術も、努力に質も量もあったもんじゃなかったかもしれません。

それでも幸いなことに、私は高校大学受験の塾講師をしていたので、最終的に合格できる生徒のサンプルに多く触れていました。

最終的にこちらで把握できる以上の実力を発揮してきた生徒は、泣こうがわめこうが、怒っていても、悔しがっていても、最後まで充実して勉強し続けた生徒でした!!

私は当時もう20歳を超えていたので、涙もろくはなっていても人前で泣いたりわめいたりはめったにしません。
それでも、感情の起伏をしっかり持って、
「できてうれしい」
「できなくてくやしい」
を繰り返し半年で簿記論に合格しました。

合格後に読んだ『万能鑑定士の事件簿』でも言っていましたが、喜怒哀楽を記憶に乗せると覚えやすいそうです。
『万能鑑定士の事件簿』は、ほかにも主人公が、私のブログでも紹介した「エピソード記憶」「スキーマ」と「スクリプト」らへんの実践も用語を使わずに実践している記述があります。おもしろいのですが、試験勉強自体の勉強が奪われかねないため、読むとしても合格前は1巻と2巻だけにしておきましょう笑

質の良さのためには量をこなす

その後の科目ではより合理的に無理をせず合格していきましたが、
この簿記論での勉強量がなかったら、どこかの科目で長いこと躓いていたかもしれません。

簿記論の勉強を振り返って一番実感したのは、

「学力は累乗算式的に伸びる」ことと
「失敗体験も成功体験につながる」ことです

Aを深く早く理解する基本構造は
「Bと同じ」と「Cとは違う」との繰り返しです。
これが「B・D・F・H・J・Lと同じ」で「C・E・G・I・Kと違う」
まで進めば、より早くより正確にAを導き出せる頭の設計が出来上がります。

このためには「類題」と「失敗体験」とは、最終的に目的とする「成功体験」のためには不可欠な要素です。

量をこなし、質の良さを吸収し、一気に伸びるのが学力でした。

おまけ:学習環境について

2020.10月から「学習方法ブログ」を書くようになって、
自分の学習状況と教務スキルとの見直しをしています。
ひとつの反省があるとしたら、「力業の詰め込み学習にやや偏っていた」ところがあります。

どうやら学習媒体は「通学」と「映像」と、どちらも上手に「使い分けしたい」ところだったと感じます。
光と目の仕組みの話になるのですが、
・光の反射する紙媒体を使った学習はアウトプットに、
・光の透過する映像媒体を使った学習はインプットに、
それぞれ向いています。

光の反射に対して視覚は特に敏感です「向かってくるもの」は生死にかかわるためか、脳が反応するようにできています。
すくなくとも「理論の詳細な暗記」や「総合計算問題」は紙媒体を使って自分の手と目とで「合っている」「間違っている」の確認をしていきたいです。

一方、便利で持ち運び可能な映像媒体やアプリケーションの学習も「ざっくりインプット」する上では時間工面に効率的です。
現在、従来の紙媒体の充実だけでなく、映像媒体での自学自習を好む方にも向けて、教材の充実化が進んでいます。
外販の紙媒体はもちろん電子書籍のダウンロードも可能です。
リンク↓から左中段の資格ごとのカテゴリーでその充実具合も見て取れるかと思います。






また、大手予備校2社以外で個人的に映像講義媒体として気になっていた「スタディング」をすこし調べてみました。ここはいまどこもかしこも「税理士試験」関係の個人ブログで紹介されていたので少し気になって見てみたのですが、「純粋に広告に力を入れています」。わたしのグーグルの自動広告にもたまに表示されています。「これから伸ばしていきたい」という意志を強く感じています。
企業目的も『世界一「学びやすく、分かりやすく、続けやすい」学習手段』になることを「目標」にしているとはっきり言っており、大手予備校の講師としても負けていられないとも思いました。偶然ですが、わたしのいま展開している「学習方法ブログ」のような、高校受験や大学受験のいわゆる「学ぶ仕組み」にもアプローチしている様子がHP↓からわかりました。

税理士

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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