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税理士試験合格発表までの過ごし方~現役講師の学習のすすめ~

いままでにないくらい大変だった社会状況のなか令和2年度2020年の税理士試験の日程が終了しました。

予備校のボーダーラインは超えているから次の科目どうしよう?

この記事では合格発表までの学習を迷っている方へのおすすめの勉強形式を、

TAC現役講師である私の受験経験からお伝えします。

目次

いまが一番実力がついている!! しかし、

本試験当日に最大限実力を出すために、1年間の学習をこなしてきた受験者のみなさんは、試験直後の今がトップクラスに実力が上がっている状態です。
この実力を

 

伸ばす

 

維持する

 

忘れてしまう

ご自身の選択にかかっています。

 

一般的には
①ボーダー超えているなら次の科目へ、もしくは、年内は演習のみ
②ボーダー下回っているなら、もう一度同じ科目を

と言われていますが、すこし立ち止まっていただきたいのは、直前期のご自身の「標準位置」についてです。

「標準位置」って?

「点数」から判断できる「実力」には、3つあると私は考えています。それは、

①調子のよい・問題との相性が良かった時の順位…最高位置

②調子が良くない・問題との相性が良くなかった時でも守れた順位…最低位置

③これらによらず、基本的に安定して入っている順位…標準位置

われわれは長丁場の試験勉強。どうしても①や②に一喜一憂しがちです。

講師の側としてもこれらの時の方が印象に残りやすく、ちょっとした話の流れで

「○○さん今回は点数良かったですね!」や

「○○今回の問題は難しかったですか?」という反応をしてしまいますが、講師の側として本当に「実力」として認識していただきたいのは、③の標準位置です。

直前の上積みと通常の下積み

講師になってから、受講生さんのまえでもよく話をする内容ですが、
「知識」「学力」「点数」の上げ方には2つの要素があります。

それは
「上積み」「底上げ」です。

 

上積み…最高位置を上げるための学習。

予備校それぞれの内容にとどまらず、試験委員の書籍や、国税庁ホームページの質疑応答事例・パンフレットを読み込み「ほかの人ができない問題でもできるようにする勉強」
→当たりはずれの強い部分であるため私は直前期。予備校のカリキュラム終了後に推奨。

 

底上げ…標準位置を上げ、最低位置との距離をなくすための学習。

一般的に予備校の講義や演習はこっち。直前期のニッチな問題でもない限り、両方の予備校でレベルに差はないと私は考えており、「みんなが知っている内容・できる問題を落とさないための勉強」
→予備校のカリキュラム。とりわけ年内年始の授業で取り上げている。

 

受験歴が長くなればなるほど、
直前期にあせればあせるほど、

「上積み」に走りたくなります。

だからこそ「底上げ」を意識しましょう!!

受動的な講義の重要性

この「底上げ」の知識・学力はどこで得るのか、、?

 

実は「わかっとるわ!?」と言いたくなるような年内の講義回に隠れていたりもします。

本当に意識ひとつなのですが、わかりきっていると思っている講義回で、講師の説明を一字一句聞き漏らさないように集中して理解するように聞いてみてください。
おそらくですが、ちょっとしたこぼれ話や関連する話。雑談半分の今回扱う内容の実務談。

知らなかったことや間違えて覚えていたかもしれないこと、ひとつの講義でひとつは見つかると思います!!

この「知らなかった!?」「間違えてた!?」の喜怒哀楽の感情が、記憶を理解をより強固にします。

底上げ対象の基本的な部分への記憶と理解が強化されると、ここに対する問題解答の「精度」と「スピード」とがアップします!!

おすすめは講義付。強い意志があれば演習あるのみ!!

われわれの受ける税理士試験ですが、本試験の問題の半分以上は、この底上げ対象の基本的な知識を問うものです。

ここまで説明が長くなりましたが、なんとなく伝わっていればうれしいです。

「本試験の半分以上」である「基本部分」の「精度」と「スピード」とがアップする。

この効果が本当に重要なのは、一度本試験を経験した受験生なら納得できるはずです。

基本部分を間違えず、なおかつ、まわりより早く解答できれば、これほどのアドバンテージはほかにはありません。

この時間と心理とのアドバンテージが、難易度の中程度の問題のケアレスミスを格段に減らします。

 

そのため、経済的・時間的な余裕がある方については「年内から演習・講義付きの授業」をおすすめしています。

私はTACの相続講師ですが、「どちらの予備校で、どの科目であったとしても」です!!

※演習あるのみの方へ。おすすめの受講形式あります!!

とはいっても講義にどうしてもノリ気にならない方へのオススメは「資料通信」です。

これはあまり知られていないのですが、演習をしっかり解答して、所定の用紙をつけると、採点者がわりと詳しく失点事項の解説をメモ書きしてくれます。
自己採点では「あーまちがえた」「覚えればええんやろ」な論点も、他人の手でメモ書きなどついていれば、ただの自己採点よりは印象に残りやすいです。

さきほどから「印象」やら「喜怒哀楽」やらオカルト的な話をしているように感じますが、これは非常に重要なことです。
簡単に言うと「お気に入りの歌詞」は、長くても・日が経過していても結構ちゃんと覚えていますよね。これをそのまま税法の理論暗記や計算類題にも使っているイメージです。印象や感情をもった記憶は長続きします。できるだけうれしい感情の方が良いです。その話も機会があればまたします。

おまけ:学習環境について

2020.10月、自身の学習状況と教務スキルとの見直しのため、「学習方法ブログ」を書くようになって、思うところなのですが、
学習媒体は「通学」と「映像」と、どちらも上手に「使い分けしたい」です。
光と目の仕組みの話になるのですが、
・光の反射する紙媒体を使った学習はアウトプットに、
・光の透過する映像媒体を使った学習はインプットに、
それぞれ向いています。

光の反射に対して視覚は特に敏感です「向かってくるもの」は生死にかかわるためか、脳が反応するようにできています。
すくなくとも「理論の詳細な暗記」や「総合計算問題」は紙媒体を使って自分の手と目とで「合っている」「間違っている」の確認をしていきたいです。

一方、便利で持ち運び可能な映像媒体やアプリケーションの学習も「ざっくりインプット」する上では時間工面に効率的です。
現在、従来の紙媒体の充実だけでなく、映像媒体での自学自習を好む方にも向けて、教材の充実化が進んでいます。
外販の紙媒体はもちろん電子書籍のダウンロードも可能です。
リンク↓から左中段の資格ごとのカテゴリーでその充実具合も見て取れるかと思います。






また、大手予備校2社以外で個人的に映像講義媒体として気になっていた「スタディング」をすこし調べてみました。ここはいまどこもかしこも「税理士試験」関係の個人ブログで紹介されていたので少し気になって見てみたのですが、「純粋に広告に力を入れています」。わたしのグーグルの自動広告にもたまに表示されています。「これから伸ばしていきたい」という意志を強く感じています。
企業目的も『世界一「学びやすく、分かりやすく、続けやすい」学習手段』になることを「目標」にしているとはっきり言っており、大手予備校の講師としても負けていられないとも思いました。偶然ですが、わたしのいま展開している「学習方法ブログ」のような、高校受験や大学受験のいわゆる「学ぶ仕組み」にもアプローチしている様子がHP↓からわかりました。

税理士

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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