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税理士試験情報

税理士試験に合格してる? ~TAC現役講師の学習のすすめ~

昨今例を見ない社会状況のなか、令和2年度の税理士試験も全日程が終了し、各予備校の解答速報も出てきました。

一喜一憂した後は、官報合格に確信がない限りは、早くも来年の準備が始まります。

この記事では、予備校の解答速報の照合と、それぞれに基づく合格可能性の示唆について、TAC現役講師の私の主観もまじえ説明します。

※私は相続税法の講師ですが、この記事はむしろ受験生時代の経験則に基づいていますので、すべての科目についてある程度信頼してください。

目次

予備校の模範解答を確認する。

年度に差こそあれ、各予備校の解答速報は、しっかりと各科目担当者が人数と時間とをかけて作成しています。
まずは確認して、自身の答案との付け合わせをしないことには前に進めません。

また、本試験の答え合わせをする習慣のない方も一定数いらっしゃいますが、

「本試験の答え合わせは、その科目だけでなく税理士試験全体の大事な復習教材」です。

同じ科目をもう一年受験する場合はもちろん、他の科目に移る場合においても、

「本試験という1年に1度の特殊な環境下での自己分析」

のため、大切な作業になります。

どこの予備校の解答速報が信頼できるか!?

次にどこの予備校の解答速報をより信頼して、翌年度の科目選択に移るか考えます。

※受験生時代の経験則です。あくまでも参考程度に。

模範解答は信頼できない!?

どこの予備校の解答速報が信頼できるか?
の答えなのですが、基本「全部!!」です(笑)
この言い方にはもしかすると語弊があるかもしれませんが、
「どこも80%くらい信頼していいです。ウラを返すとある意味全部100%の信頼ではないです。」

言ったら当然かもしれませんが、簡単に理由を説明します。

各予備校の直前期

各予備校は直前期の演習やテキスト、講座にとりわけ力を入れます。
力を入れるところなのですが、

「試験委員の人物像」
「過去問題の傾向」
「国税庁ホームページ」

の分析は、もちろん、

「最近の裁判例」
「実務上のトピック」

についても、アンテナをはって、少しでも直前期の学習内容が本試験に出題されること。
いわゆる「ヤマ当て」をしてきます。

この直前期の学習内容と本試験との照合をし、受験者もみなさん「今年はこっちの予備校の方が勝ち」といった話をしています。事実私もしていました(笑)

ヤマが当たった予備校とヤマを外した予備校

ここに、各予備校の模範解答と合格ラインとに差異がでます。

ヤマが当たった予備校は合格ラインを高めに設定し
ヤマを外した予備校は合格ラインを低めに設定する傾向にあります。

これは別に嫌がらせでも罪悪感でもなんでもなく。
「事実」直前期に学習したのだから受講生の正解率は高い。
「事実」直前期に学習していないのだから受講生の正解率は高くない。
という、事実に基づくラインの設定なので、これ自体はまっとうな評価です。

大手予備校受講生数と受験者母数

しかし、ここにどうしても考慮しきれない差異があります。
それは「予備校受講生」と「受験者全体」との数が違うことです。

大手予備校では
「直前期に上位30%に入っていれば、本試験でいうボーダーライン」
という評価があります。
私は大手予備校2社どちらの受講生でもあったため、どちらにおいてもこの話を聞いています。

しかし、本試験の合格者は全体の10%前後です。
大手予備校どちらにも演習には得点分布表があり上位30%の人数の2社分を合計しても本試験受験者全体の10%に満たないです。

彼らはいったいどこにいるの!?

大手予備校2社の得点分布はあくまでも、締め切りまでの「提出者」に限られます。

「外販の教材購入をベースに独学している」
「受講はしているが、演習の提出はしていない」

といったそれぞれの事情により、大手予備校2社の演習の母数に含まれていないものの、学習をすすめ、実務を経験し、それ相応に実力をつけている方はいらっしゃいます。

全部を信頼するとなると…?

前段が長くなりましたが、ではどうするのか?

私が受講生だったころには
大手予備校2社それぞれのボーダーラインと確実ラインとの真ん中の点数に、真の「安心ライン」みたいなものがあって、大手予備校2社両方の「安心ライン」を超えていれば、ひとまず合格発表を期待しながら、次の科目の勉強に移っていました。このライン引きで外したことは一応なかったです。

言っても6年分の受験勉強でしたが、このラインで外したことはないです。肝心なのは「両方」です。
何度か、「片方では確実ライン3点下(安心ラインより上)・片方ではボーダーライン2点上(安心ラインより下)」のような年がありましたが結果はAでした。

大切な要素

大切なのは、できる限り客観的な点数配分に努めてください。
とりわけ税法科目の理論において論述を求められる場合には、全体で配分された点数のうち、「①いつ」「②どこで」「③だれが」「④何を」「⑤どうした」や、「⑥いくら(金額)」「⑦だれに(相手方)」これに「⑧なぜ」「⑨どうやって」など、問題から推測される疑問要素それぞれに配点があると仮定し、自身の答案記載部分には点数をあげてください。

「模範解答にはあるけど、まぁいらないっしょ」
「半分くらいは書けてるからマイナス1点」

は、なにより今後の学習においても自己分析の妨げになります。

しっかりした自己分析は、その後の直前期の学習計画などにも役に立ちます!!
過度に厳しくする必要はないですが、状況の把握はしっかりしましょう。

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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