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いまから間に合わせたいのだが…~現役講師の勉強法のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、

「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」というご相談を受けますが、答えは一律にして人によります。

今回は経験談。どうやって直前期追い込んだかを改めて自己分析してみました。

この記事が役に立つひと
・現状に絶望もしくは安心しているひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと

※私個人の見解として掲載しています。

目次

以前のブログでは…

学習方法や記憶の仕組みについて詳しく理解する前から、ブログは書いているわたしですが、昨年の直前期あたりに書いたブログはこんな感じです。
・理論は力業
・計算は力業
・「計画」としては直前に本試験と同じ時間に生活リズムを合わせるくらい
みたいな感じですが、それでも相続税法の次に合格した所得税法にはちゃんと活かされているようです(笑

今回は見直し!

今回は、思い出しつつ見直しつつ、こちらをメタ認知に合わせてモニタリングとコントロールしていきます。

・このような自己分析から

・このように学習計画を組んでみるのはいかがでしょう

という話です。
久しぶりに書いたブログなので、今日初見の方は「こいつもコー〇ング界隈か!?」と思われるかと思いますが、話題がメタ認知に入ってからそっち方面とかぶってしまっただけです。ほ、ほんとうです!!笑
ご了承ください。

そんなんええからはよ!!【モニタリングとコントロール】

「言葉の意味」やらそんなんは調べたらどこにでもあるので自分に当てはめていきましょう。

ちなみにですが、予備校のカリキュラムのスタートであれば問題なく「ミニテスト満点」→「テスト上位30%」→「演習上位30%」→「科目合格」→「官報合格」。を実行していきましょう!!みたいな話に順次なります。

ここで話すのは「本当ならいま演習上位30%でいたかったのだけど、平均点どまりの直前期」をどう逆転していくかの話です。

※わたしの経験もまじえるので、「税理士試験」「所得税法」を例示に挙げながらやっていきます。

モニタリング

・最終目標…所得税合格
・不足事項…計算の精度理論の暗記知識の習熟・努力の絶対量
・細分化の対象
①人→自分…週4で仕事。残り2か月で平均点以下、2年目、全国模試だけ上位25%
  →他人…上位計算42点=4ミス・学生はおおむね30%くらい(こいつら伸びる)
  (出題予告なし、初見の問題はミスが増える)

②課題→理論…ベタ書きは減少傾向・応用、事例の論点飛ばしが痛い
   →計算…完答は時間的に難しいとされている・基礎的事項の配分が多い

③方略→暗記…早く書くために必要
    精度…悪い
    スピード…解答分量がすくないため足りている
    教材…上級演習全部まだやり直していない
      他校の理論教材・演習のみコース受講

コントロール

赤文字…弱点・計算の基本事項をミスなく解答する必要がある→上級演習の計算
青文字…弱点・ABランクを早く書くために暗記
緑文字…利点・出題予告なし、初見の問題に慣れる。時間によっては他校の理論で解答、ひとことだけ他校の論点も入れる

さらにモニタリング

・上級演習15回、計算60~70分、復習10~30分。
 ※時期的に以前の得点分布になるため「当時の平均点+5」くらいで今目指す。

・ABランク20題、1日2回、2日連続でほんとは書きたい。1週間後に1回復習。
 ※精度はスピード・時間配分のため、理解にも重点。

・授業3時間×週2。最後の2週間は学校ない。
 ※その日のうちに復習したいが実質難しい。せめて10分。授業後他の受講生が帰るまでは帰らない。

さらにコントロール

・計算。平均1題90分。時間をとるためカリキュラムとの併用は難しい。
一気にやっても集中力が続かない。
→休みの日に半分、カリキュラム終了後にもう半分。

・理論暗記。平均1題60分。時間をとれば可能。
→寝る前に1題。起きて10分見直し。カリキュラム終了後は2題。

・初見の問題にふれる→カリキュラムと併用。復習は休みの日に。
・他校比較→カリキュラムと併用(ふせん・メモ)。終了後はメイン理論教材に書き足し。

さらにモニタリング・コントロール

①カリキュラムとの併用時期、休みの日がわりとまだ時間ある。
…計算90分・授業の復習(問題の解きなおしも込みで)だいたい5時間。
2時間くらい何する?→上級テキストの読み直し。

②カリキュラム終了後の2週間わりと時間ある。
…計算1題90分・理論2題120分・教材の書き足し順次。
ほぼ昼頃に終わる→本試験と同じ時間に120分の演習や過去問やる。

最終計画

(1)カリキュラム併用時期は
①授業を消化する
②休みの日は
・総合計算1題
・授業の復習
・上級テキストの読み直し
③毎日寝る前に理論1題

(2)直前2週間は
①総合計算1題
②理論2題
③教材の書き足し
④本試験と同じ時間に120分の演習や過去問
といった感じです。

実際にエクセルの表でスケジュールでも作っておけばもっと見やすいのでしょうし、わたしはわりと几帳面な典型的なA型といわれます。
が、実際は部屋も汚いですし、計画もやりながら調整やら変更やらしていく(計画通りいかないのがまぁまぁストレスになるタイプなので、計画の方をそこまでガチガチにしない)ので、受験生時代からこのレベルでいろいろ考えていたわけではなく、「そもそも上級演習解きなおさなくては…」「理論暗記しなくては…」「意外と全国模試はできたな…」
くらいの感覚から動いています。

補足※わりと重要かも

あとは過去の経験やTACに入る前から教える仕事をしている手前、
「なんやかんやで追い込まれる前から本当に最大限の努力をしている人は少ない」
「一回ヤマを越えると結構伸びやすい(偏差値でいうと56超えて61あたりまで)」
ということを実感していたので、過度に失望や期待もせずに、やることちゃんとやれば受かると思って、すくなくともさぼらずに授業は受けていました。

※ちなみにだいたい偏差値は「50+(自分の点数-平均点)÷2」なので、平均点+10点で55。平均点+20点で60です。
そしておおむね税理士試験予備校の得点分布において平均+10~15あたりが上位30%のラインになります。なんとなく現状に絶望している方にも希望が、現状に安心している方にも意識が、それぞれ生まれていればうれしいです。

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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