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税理士試験情報

予備校や先生は本当に必要か!?~現役講師の勉強法のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、
「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」というご相談を受けますが、答えは一律にして人によります。

では、とある勉強方法はご自身にとってどのような効果や不利益があるのか?

そういった部分についてみなさんと一緒に考えていくブログです。

この記事が役に立つひと
・知識の定着に不安のあるひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと
・予備校や教材に悩んでいるひと

※私個人の見解として掲載しています。

目次

はじめに

今回から用語を追いつつも、結論は「とある勉強方法の採用不採用をご自身に当てはめやすくする」という流れにします。
・このような仕組みや勉強方法があるのですが、

・ご自身にあてはめてみてください。
の流れです。

「コンフォートゾーン」

今回の用語は「コンフォートゾーン」
こいつは前のブログの「スコトーマ(≒見てなかった・気づかなかった)」を生み出しやすいひとつの要素です。

心理学的には「自己に安心できる範囲・領域」のこと。
言葉としてはいい感じですが、こと「勉強・学習・試験」にとっては良くない側面もあります。

それは「できることだけやっている状態」を指してしまうからです。
・「できることのスピードアップ」ももちろん重要ですが、
・「できなかったことができるようになる」もあって点数や合格可能性は上がっていくものです。

これはそのまま「スコトーマ」とも関係していて
「できることだけやる」は、そのまま「できないこと」に対する「知識」や「重要性の認識」を欠きます。

知識の不足重要性の認識欠如はそのまま「スコトーマ」の2大要素です。

本題:その対策として、

ここから今回のメインテーマ「予備校や先生は本当に必要か?」に入ります。
結論から言うと「メタ認知の習熟」と「スコトーマの対策」には一定の効果はあります。

「教材」や「問題集」

独学の方もおおむね予備校の「教材」や「問題集」の購入をしている場合が多いです。
教材の内容をしっかり理解しご自身も問題集でしっかり点数が取れれば、合格できるように各予備校も日進月歩しながら教材や模試の充実化をすすめています。

これに加えて、(モニタリング「方略」

「教材の内容」が、「問題集の出来」が、そのままご自身のコンフォートゾーンにはなっていないかの分析をしてみてください。
もう少し詳しく言うと
・教材の内容は「最低限の知識」のための教材ではないか?
・「他人の出来」まで把握できているか?
です。
誤解のないように先にお伝えするのですが、
「最低限の知識で満足している」「自分の感触で出来不出来を把握している」
これを否定してはいません。続きが重要です。

さらに込み入って、(モニタリング「課題」

では、それぞれ分析してみて、次にそれが「ご自身が合格を目指す試験において」どのような危険性があるか? も考えてみてください。
・試験の実施頻度はどのくらいか
・絶対試験か相対試験か
・試験ごとの難易度の変化具合はあるか
・一部項目の足切りはあるのか

そして、(モニタリング「自己」

最後にその危険性は「今のご自身にとって受け入れられるものか?」も考えてください。
・長い期間、勉強できる環境にあるのか
・一刻も早く合格しなければならない環境なのか

コントロール(予備校や講師)

「勉強している試験」と「ご自身の状況」との分析(モニタリング)がおわったら、
「じゃあどうしようか(コントロール)」の話に移りましょう。予備校への問題提出や通学授業の参加が、ご自身にとって必要か?のあてはめに入ります。

・教材の内容のより深い話や、その領域外の必要知識とは、テキストを読むだけでなくそれを言葉にして伝える講師がいればより進みやすい
です。

・学習者全体の進度や出来具合は、予備校のカリキュラムや受講者登録によって把握できるもの
です。

「知らなかったこと」「思い違い」「できていた方がよかった・できなくても大丈夫だった論点」

この認知は講師や予備校を利用した方がより効果的です。

ご自身の環境による制限(さらなるモニタリングとコントロール)

ここについての言及もしなければいけないかもしれません。
「○○予備校の□□先生の通学がわたしにとって一番いいと思うけど」お金や時間的に無理がある。ことは十分に想定されます。
大切なのはこれをただ嘆くのではなくそこでどう対応するかです。

『 通学できないからこそ、時間がないからこそ、「スコトーマ」や「コンフォートゾーン」に入りやすいかもしれないという事実を認識している 』だけでも、日々の学習について意識がすこし変わります。

むしろ講師や予備校を妄信してしまうと、それはそれで「予備校でやっていることがすべて」「講師が言ったことがすべて」というコンフォートゾーンを生んでしまいます。

その試験本番は予備校や講師が採点するわけでも・合格通知を発送してくれるわけでもありません。
あくまでもこの情報を自分で利用できるものにしてください。これもメタ認知の習熟(=合格に近づくひとつの要素)です。

※注意:ここで考慮できていないこと

・どこの予備校を選ぶか、
・どの授業形態にするか

この2つまでは言及していません。予備校によってすこしづつ違いがあります。思わぬところにご自身のメリットやデメリットが潜んでいるような情報は結構あります。
「椅子が硬い」や「机が狭い」、「トイレが暗い」もあれば、「メールの質問回答が遅い」「電話がつながりにくい」「最寄りの校舎はビルの契約上閉まるのが早い」など、ほんとにいろいろあります。

まとめ

今回から方法論それ自体の分析に入っていますが、まだ理論構成を十分に構築できていないのでしばらくは読みづらい文章になってしまうと思います、すみません。でもまとめます。
・自分の学習環境と学習レベルとの把握が、

・その試験合格にどの程度必要なのかを考えれば、

・予備校選びや教材選びの、

・ひとつの参考になるのと同時に、

・使えないカード(手段)に合わせて

・自学自習の配分の見直しに役立つ。
です。

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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