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「読み飛ばし」の今日。「はやとちり」の明日~TAC現役講師の勉強法のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、

「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」というご相談を受けますが、

答えは一律にして人によります。
これでは答えとして美しくないため、教える仕事の経験則だけはあるわたしのひとつの「効率のいい勉強法」はあることはあります。
学問としてデーターのあるもののため、。

この記事では税理士試験など資格試験でのおすすめの勉強方法を紹介します。

この記事が役に立つひと
・知識の定着に不安のあるひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと

※1 TACではなく私個人の見解として掲載しています。

※2 2020.12.5判明事項 大学受験の塾講師時代の研修会の話から広げた当ブログのひとつのテーマ「ざっくり学問的ブログ(自称)」ですが、「エビングハウスの忘却曲線」についての覚え違いがありました。
そのため、以下2つの記事において追加訂正あります。失礼いたしました。
・復習のタイミングと勉強量の目安
・「一夜漬け」の効果と功罪

目次

はじめに

前回からテーマを「学習方法」にし、

「いろいろな場所でまことしやかにささやかれている『効果的な学習方法』、
そのひとつの“目的”がメタ認知の習熟になります。」
と紹介していますが、
(リンク) メタ認知の紹介:結局どの学習方法がいいのさ!?

ではメタ認知の習熟は
「どのように行い」・「どの場面で活用されるのか」
といった話を記事にしていきます。


そして今回の用語は…↓

スコトーマ

今回の用語は「スコトーマ」。
意味を知ったらとりわけ超能力テニスかなにかの技名に感じます(笑

「い、いまのは!?全く見えなかったぞ…」
「スコトーマ。(何かしらの効果音)」
みたいな。

今回も
・このような仕組みがあるので、

・こんな感じで落とし込むのはいかがでしょうか。

の流れでいきます。

まずは学問的な意味から

タイトルと前述の導入における冗談からなんとなく想定していらっしゃるかと思いますが、「盲点」のことです。

心理学的な話になるので物理的に見えないことを指すのではなく「心理的盲点」を指し、「目には入っていたけど見えていない論点」です。

われわれは常にスコトーマとの戦い

日々勉強のわれわれの仕事は特にスコトーマがでやすく「○○税の節税ばかり考えていたら□□税が増えちゃった」とか「あれ?売上げは変わらないのに利益めっちゃでてるな…」とか「税法的には問題なさそうだけど会社法でも大丈夫かな?」とか、

このあたりの広い視野を持っていればいるほど、言葉の強いコンサル屋みたいなことはできない悲しい感想です。。

試験勉強においても「聞いたことはあったけど、その問題文の聞き方じゃ気づかなかった」とか、「似たような用語に反応しちゃって思いっきりひっかけにひっかかった」とか。

ケアレスミスでもあるような知識不足もあるような、これを少し紐解きます。

もう少し詳しく

スコトーマの原因は有名なものが2つあります。

「知識不足」「無関心」とです。

・ある状況においてその要素が役に立つことを「知らなかった」

・ある状況においてその要素が自分にとって「必要ないと思った」

では「興味関心をもって知識を増やしていく」のであれば、スコトーマは回収されていくのでしょうか、すこしテンプレートのアドバイスを入れると…

自学自習はもちろんのこと、

・教師や教科書から新しい知識や解き方を導入ことをいとわない

→外からのアプローチで知識・興味を広げる

・知識体系の全体構造を意識して項目の整理を「ビジュアル化」する

→オリジナルのノートなど

・興味関心のないことに本当の楽しみがあるかもしれないという好奇心を持ち続ける

→学習意欲のコントロール

こういった対策が主に推奨されています。

資格試験への落とし込み「メタ認知の習熟」

まずはこれらをしっかり実践していきましょう。これはそのまま学習の目的のひとつ「メタ認知の習熟」につながります。

・オリジナルのノートを作り、それに追加や修正を加えて知識をアップデートしていくことも

・教師や教科書に対する正しい理解も

・学習意欲のコントロールも

「人・自己」
「課題」
「方略」
についての「モニタリング」と「コントロール」との繰り返し
です。

※これはインプット時点での落とし込みです。

そしてこれを「アウトプット→問題解決」に実践していくにはもうひとつ。
「問題演習や資格試験には時間制限がある」という事実へのモニタリングとコントロールとをしていきましょう。これが今回のタイトルにつながります。

まとめ

上記の時間制限による「心理面の不安要素」や「検索類題の不足」によるミス。
つまり「読み飛ばし」や「はやとちり」は、短時間の試験問題におけるスコトーマの現れに近いのではないでしょうか、まとめます。


・「知識不足」と「無関心」とのフィルターを外して、

・「人・自己」「課題」「方略」への

・“素早く正確な”「モニタリング」と「コントロール」とが

・「読み飛ばし」や「はやとちり」をなくすためのひとつの準備

です!!

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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