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予習したいけど何をやるの?~TAC現役講師の学習のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、

「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」というご相談を受けますが、答えは一律にして人によります。
これでは答えとして美しくないため、教える仕事の経験則だけはあるわたしのひとつの「効率のいい勉強法」があります。学問としてデーターのあるもののため、

この記事では税理士試験のおすすめの勉強方法として、
TAC現役講師の私がTACの契約上問題ないと判断した範囲で、お伝えします。

この記事が役に立つひと
・知識の定着に不安のあるひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと

目次

はじめに

ざっくり学問的ブログ(自称)もまあまあな分量こさえて、テーマも「長期記憶」「注意」と2つざっくり回りました。
今回は以前に受験経験を紹介したブログで「もしかしたら効果あるんじゃないのかな」と言っていた、「予習」についてまとめてきました。

テーマとしては「長期記憶」側の要素で、既に紹介した用語としては「スキーマ」の強化になります。

「先行オーガナイザー」

カードゲームの罠カードっぽい用語ですね笑。「先行オーガナイザー発動!!」的な。
今回もいつもどおり
・こんな感じの仕組みがあるので、

・こんな感じで落とし込んでみるのはいかがでしょう。
の流れでいきます。

まずは学問的な意味から

「先行オーガナイザー」は、なんとなく前段までの話の流れで予想できるように「これから学ぶ内容についての抽象的・概念的な枠組みや知識」を意味し、
最初のイメージとしては、いったんは「予習してなんとなく入ってくる情報」のこと。で差し支えありません。
最初の研究が1960年あたりに始まって、以降も「テキスト学習前にその要約を読ませておくことで理解促進になる」といったような予習の効果は認められています。

予習のメリットとして研究で挙げられたのは、
・授業の理解度が高まる
・語句や内容を記憶しやすくなる
・興味関心を持ちやすくなる
・あらかじめわからないところが把握できる
・質問を準備できる
みたいな感じで、メリットだけは完璧ですが、いまいち「作業効率」や「楽しくない」といったマイナスイメージも根強いです。

※実はキーワードが隠れています。

研究概要と用語の説明をしただけですが、ここに予習のキーワードが隠れています。
それは「枠組み」「要約」です。
効果的な予習(=先行オーガナイザーの取得)のためには、最初のイメージでもっていただいた「なんとなく」をここに集約させましょう。

試験勉強への実践~先行オーガナイザーの取得~

では、この先行オーガナイザーをどうやって取得するかどうかです。
以下にざっくりまとめます。
また、それぞれについて、具体的なアプローチも入っています。

1.枠組みを見つける

今から学習する内容の「関連性」や「重要度」をもとにその学習内容の枠組みを見つけます。
・いままで学習してきた内容のうちどこのテーマなのか?
…会計の場合「資産の部」→「固定資産」→「有形」→今回は「減価償却★★★」。
…税法の場合「所得の計算」→「給与所得」→「控除」→今回は「給与所得控除★★★」
みたいな。

2.その構成要素を集める

1.はイメージとしては科目全体の中の立ち位置みたいなところですが、こいつは「今から学習する内容の中の」構成要素の把握です。テキストだとおおむね太字の部分です。
・どんな内容を学習するのか?
…減価償却の場合「直接法」「間接法」「費用になる」「定額法」「定率法」
…給与所得控除の場合「所得の金額の計算内」「控除」「表の与えられ方」「最低額・最高額」
など

3.意味や意義の想定

最後に全体像とその内容の意味や意義を考えます。
ここでいう意味や意義は
・「合格したい」とか「税理士になる」とかではなく、
「どんな問題が出てくるか?」とか「間違えるとどうなるのか?」とかの話です。
…簿記検定や税理士科目の場合結局、「利益の計算」「税額の計算」につながるので、このタイミングで「じゃあ選択肢のなかで利益圧縮したいなら」とか「節税になるのかな」とか、ちょっと考えてみるだけでも、授業を実際に聞いた時の効果は強いです。
他の資格でも「その業務を行うにあたって資格が必要」なものであれば、その先にはお客さんがいて、どういう意味のあるものなのか。
こんな感じです。

まとめ

わたしが受験生時代にしていた予習は「とりあえず読んで」「とりあえず解く」だったので、上記1.2を満たしていないので、まぁ効果的ではなかったですね悲

ただ、3はわりとイメージしながらやっていて、「質問しようと思っていたこと」はふせんも貼ってメモ書きしていました。ちゃんと授業を聞いていると「授業内で質問は解決された」か「そもそもその質問自体ありえないこと」なことがよくありました笑
まとめます
・予習は大変ですが、

・効果があることはわかっているので、

・その項目の枠組み(=全体的な立ち位置)と要約(=キーワードの把握)をイメージして、

・その学習内容はどんな意味や効果があるのか、

・考えておけば、より効率的!!

です。

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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