Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//「集中力」の種類からみる「ケアレスミス」の自己分析~TAC現役講師の学習のすすめ~

試験勉強ブログ

「集中力」の種類からみる「ケアレスミス」の自己分析~TAC現役講師の学習のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、

「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」というご相談を受けますが、

答えは一律にして人によります。

これでは答えとして美しくないため、教える仕事の経験則だけはあるわたしのひとつの「効率のいい勉強法」はあることはあります。
学問としてデーターのあるもののため、。

この記事では税理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。

この記事が役に立つひと
・知識の定着に不安のあるひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと

目次

「集中力」≒認知心理学の「注意」

今回の用語は「注意」。中二感が少ないのですが、逆にキャッチーではなくなってしまいましたね笑
長期記憶をテーマにした学習のおすすめはいったん方法論までざっくりとお伝えしたので、今回は「集中力」の話です。
いつもどおり

・このような脳みその仕組みがあるので、

・こんな感じで試験勉強に落とし込むのはいかがでしょうか?

の流れで行きます。

まずは学問的な話から

いわゆる「集中力」について、認知心理学では「注意」という用語を用いて、その種類は4種類あります。ひとつづつ確認すると…

①集中的注意

いわゆるわれわれにとって一番わかりやすい「集中する」です。
「ある作業や対象に注意をする機能」を言って、長い時間注意を持続させるタイプの集中力のことです。
「目の前の問題に集中する」の機能で、ひとつ気を付けておきたいのは、こいつはありていに言うと「疲れる」ので、実は完璧にこの機能を発揮できる時間は短いです。

ひとによりけりなのですが「30分」です。息を止める勢いで何かに没頭するのは30分がおおむね限界です。

②選択的注意

ありていに言うと「考えろ!!」の集中です。作業や対象に対する集中それ自体ではなく「複数の情報の中から必要な情報を選択して注意を向ける機能」です。
ある問題に対してそれの解決や望む方向性に導くための情報の取捨選択も、集中力が必要な機能です。

③分割的注意

並行作業に対する集中力です。「複数の作業に注意を配分したり、切り替えたりする機能」です。
日常生活では「歩きながら話す」や「ラジオを聞きながら仕事をする」。こういった「一見集中していないのでは」みたいな状況下でも、転びませんし会話は飛びませんし、ラジオの中身は覚えていますし、仕事のミスも少ないはずです。それぞれの対象にリソースを配分しながら複数の作業を並行することも学問的には「集中力」なのです。

④予期・期待

「次に起こること」に対して想定して準備するための集中力です。「対象の出現や変化に対してあらかじめ注意を向けておく機能」を言って、ひとつのジャンルにつき成熟して熟達するほど「次に起こること」が予測でき、あらかじめそこに準備し、集中力を先に向けているため、早く正確に次の行動に移れるのが強みです。

いったん簡単にまとめます。

学問的な説明文が多いので、それぞれ簡単に一言でまとめます。
いわゆる「集中力」には4種類あって、

・目の前の問題に対して持続させる集中力

・情報の取捨選択のために使う集中力

・複数の作業に正しく配分する集中力

・先の情報に向けて準備する集中力

があります。
おや?なんか聞いたことがある感じになりました。
そうです、タイトルでネタバレしていますが「ケアレスミス」の分析です(笑

学習や試験問題へのアプローチ

いわゆる「ケアレスミス」とひとくくりにして実はちゃんと分析していない問題の間違いなのですが、これら「集中力の」理解によっていままでよりすこしだけ、自分の苦手分野が見えてくるのではないでしょうか?

・純粋につかれていて集中できずに間違えたひとつの計算論点や書き飛ばしてしまった理論
→集中的注意にかかわるケアレスミス

・税法の応用理論の柱の抜けもれや資料から読み取れたはずの情報の読み取りもれ
→選択的集中にかかわるケアレスミス

・算式を組みながら簡単な暗算をしたり、仕訳を思い浮かべながら試算表にプラスマイナスの数字を書くときの電卓の打ち間違いや書き間違い
→分割的注意にかかわるケアレスミス

・ひとつの問題を解くにあたって資料の読み飛ばしや答案用紙への転記のタイミングが早いタイプのケアレスミス
→予期・期待にかかわるケアレスミス

といった感じです。

まとめ

ケアレスミスそれ自体の分析をどこまでしていましたか?

とりわけ本試験は環境が変わるため、光の反射や背景の色どり、用紙の種類によって全く別の問題に見えます。
「純粋な知識もれ」はこの分析のすこし外においていただくのですが「あー、できてたわこれ」の失点はこの類型に当てはめて、自分にはどのタイプの機能の洗練をしていくのか考えて勉強すれば、より効果のある、意識の強い勉強なのではないでしょうか。

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧