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「解いてるだけ」にしない!!努力を点数に変える「意識」の方法論~TAC現役講師の勉強法のすすめ~

税理士試験だけでなく、いろいろと難しい資格の勉強をしていると、

「自分の勉強法は正しいのか」「もっと効率のいい勉強法はないのか」

というご相談を受けますが、答えは一律にして人によります。

これでは答えとして美しくないため、教える仕事の経験則だけはあるわたしのひとつの「効率のいい勉強法」はあることはあります。
学問としてデーターのあるもののため、。

この記事では税理士試験のおすすめの勉強方法を紹介します。

この記事が役に立つひと
・知識の定着に不安のあるひと
・点数の伸びに不満のあるひと
・勉強に行き詰っているひと

※TACではなく私個人の見解として掲載しています。

目次

「スキーマ」と「スクリプト」ふたたび…

双子の敵キャラが再登場です!!笑
一応このタイミングでツッコミを入れておくと、勉強するうえで役に立つ要素なので別に「敵」ではないですね!!

今回もいつもどおり
・このような脳みその仕組みがあるので、

・こんな感じで試験勉強に落とし込むのはどうでしょうか
の流れでいきます。

前回のブログから引用

“なんとなくでも、いわゆる「停滞期」「伸び悩み」がやっぱりメカニズム的に当然に存在することがわかります。
「スキーマ」でひとつの用語とセットになる要素は、ひとつの用語それだけの学習では把握できませんし、
「スクリプト」で把握したい一連の流れ、も知識が増えてはじめて意味になるものです。
まず、用語の理解や答えの出し方としてこのような仕組みがあるため、
「あるていどざっくり覚えたら「セット」と「流れ」とを意識したら覚えやすい」
というイメージです。”


の流れから前回は「時間配分」に言及したのですが、

今回は、「覚えた」うえでの「使い方」です。


※細かい方法論の考察ではなく正攻法のざっくりアドバイスです。

実はまだ…

「スキーマ」と「スクリプト」の弱点を言っていないです。

弱点というほどではないのですが、こいつら自体はまだ「記憶の仕組みの要素」つまりはまだ「インプット」の仕組みです。
こいつを「アウトプット→解答」にもっていくうえでこんな感じでやっていきましょうの話です。

今日は「インプット=覚えた」うえでの「使い方=アウトプット→解答」です!!

おまけ:そもそも論 「インプット」と「アウトプット」と「試験問題の解答」

よく「インプットだけでなくアウトプットできないと試験では解答できない」みたいな言及、「アウトプット=解答」みたいな意見がされますが、
わたしの感覚的に「アウトプット=解答」ではなく「インプット→アウトプット→試験問題の解答」です。

・個別理論は書けるけど応用理論は柱が挙がらない。
・テーマごとにタイトルの付された問題集は解けるけど、初見の総合問題は解けない。

は、まだ「アウトプット」で止まっている段階です。

人によってはこの段階をアウトプットとは言わず問題正解できる時点でアウトプットと言っているので、すこし説明が難しいです。
↑感覚的にここで躓いていた方は、なんとなくしっくりくるかと…

話を戻します。

前から「とにかく回数重ねて洗練させないと」とは言っているのですが、
「洗練させる方法」のアドバイスが2つあります。

①インプット時点での洗練方法~比較~

例えば「減価償却」内の「直接法と間接法」「減価償却」と「繰延資産」

といったように「似ている部分」と「違っている部分」との比較をしながらお互いを高めていきます。

わたしの担当科目でいうと「相続税」と「贈与税」「暦年贈与」と「精算課税」。みたいな。

まず片方なりを把握して、もう片方と比べながら、修正することで両方の知識がそれぞれ特徴をもって強化されます。

※このとき最初の「片方」はなんだったら合格科目や関係ないことと比べていいと思います。「会計」と「税務」「親等」と「うちの家族構成」みたいな笑

②アウトプット時点での洗練方法~あてはめ~

「初めてみた問題」へのアプローチはどうしていますか?

ほんとの最初の最初はテキストの例題があって、例題は仕方がないのですが、このあと宿題の個別問題や外販教材にアプローチする際は
「例題と同じ考え方を使って、違っているところ」
「さっき解いた問題と同じ方法でやってできない部分」など。

こいつもとりあえずあてはめてみて修正することで、少しずつ初見の問題に対応できるようになっていきます。


無意識でやっていると思いますが、これを無意識にやっていないと「解いているだけ」の状態になりかねないです!!

まとめ

すこし言葉の説明では抽象的で申し訳ないです。

とはいえ、こいつもわたしある程度は実践できていたようです。

「簿記論合格ブログ」の「質の良さのためには量をこなす」の中で言及した「類題」と「失敗体験」とが近そうです。

類題=比較・あてはめ
失敗体験=修正

でしょうか。こんな感じで自分の経験則をなぞっていくのは面白いですね。実際に合格しているのである程度は説得力もあると信じたいです…
とはいえ、ほんとに当時は「若さに任せた力業」感があるので、教える仕事の経験が多いわりに精神論に偏っていたのかなぁと今後の参考にもなっています!!

おわりに

相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。

ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。

梨井俊税理士事務所

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