税理士試験の申込について知りたい!!~TAC現役講師の学習のすすめ~
この記事では税理士試験の申込方法や注意点について、TAC現役講師の私の経験談もまじえ、お伝えします。
※TACではなく個人の記事として掲載しています。
目次
- ○ まずは願書を入手する!!
- ○ 申込手続きの方法と注意点
- ・書類の記載について
- ・郵送のきまりについて
- ○ 受験地は選べる!!
- ○ ちょっとした経験談
- ・申し込みは「期間内」に!!
- ・「期間内」であれば、早い方がいい。
- ○ おわりに
まずは願書を入手する!!
税理士試験の受験案内や受験願書は、だいたいゴールデンウイークの前ごろに、国税局あるいは沖縄国税事務所に行けば受け取れます。税務署ではなく「国税局」なので、全国に11カ所と少ないです(汗)、手渡しの受け取りが難しい場合は郵送による資料請求も可能です。
資料を郵送してもらう場合も、請求先は各国税局か沖縄国税事務所になります。それぞれの所在地は国税庁のサイトにアクセスすれば分かりますが、以下の点には注意が必要です。
・封書の表面…「税理士請求」と赤で記載すること
・返信用封筒…必ず同封(140円切手を貼り、宛先を記載、サイズはA4判大)
交付期間は決まっていますから、あらかじめ確認しておきましょう!!
「せっかく勉強したのに1年に1回の試験を受けられない」のは、人生経験としてももったいないです!!
また窓口交付と郵送では交付期間が異なる場合もあるため、注意が必要です。
なお、これらの資料は1人につき1部しか交付できません。
2020年のコロナウイルス感染症という大きな災害がない場合は、おおむね例年各受験予備校の受講生さんについては、予備校各校舎の窓口で受け取れますので、このような試験についての情報収集の場所としても各受験予備校は役に立つかと思います。
申込手続きの方法と注意点
受験を申込む際には、いくつも書類を作成する必要があります。書類の提出方法にも注意が必要ですから、早めの準備が重要です。
書類の記載について
申込書類は、以下の書類に必要事項を記載し、受付期間内に受験予定の試験会場を管轄する国税局に郵送します。それぞれの注意事項についてもここで紹介します。
・税理士試験受験願書…本名と住所の記載、印紙の貼り付け。
・税理士試験受験申込書(兼 写真票)…写真の形式にも細かな指示があります。
・受験票…返送されるので切手を貼って綺麗に書きましょう。
・受験資格を証明する書面…大学の履修証明証など
不備があると受理されません!!ある意味本試験より緊張します。
インターネットを利用すれば、e-Taxからの申し込み手続きも可能です
郵送のきまりについて
提出用の封筒も大きさと記載事項が指定されていて、A4判(大)を使用し、赤で「税理士受験」と表記します。
郵送方法も、一般書留、簡易書留、もしくは特定記録郵便です。
申込方法は、提出書類を郵送するかインターネットからの手続きに限られます。
各種資料が交付されるときとは異なり、窓口に持参しても受理されませんので、1人につき1部と決まっていますし、面倒ですが下書きもやむなしです(笑)
受験地は選べる!!
税理士試験は開催される都市があらかじめ指定されており、その中から希望する試験会場を選ぶことになります。通常は1都市ごとに1カ所ですが、東京は受験人口の関係から受験場所が複数になる年もあります。現住所に関係なく、地域の希望は出せますが、一般的には、最寄りの会場で受験する人が多いです。
受験のシーズンがお盆に近いので小旅行や帰省がてら現住所とは異なる会場で願書を提出する方も少数ですがいらっしゃいます。
ただし、状況によっては希望する会場で受験できない場合もあります。希望者が会場の収容人数より多くなったときは、他の会場に変更されるかもしれません。
なお、試験会場は受験票に記載されます。申込書類が受理された後の会場変更はできません!!
毎年会場周辺のホテルはこの時期に予約が取れないこともあるので、受験票のハガキが返送され、受験会場がわかったら、お目当てのホテルがある場合には早めに予約しておきましょう!!
ちょっとした経験談
「申し込み」についての思い出としては、2つあります。どちらも受験生の皆さんのアドバイスにもなるかと思います。
このブログは最初の更新が2020年です。国税庁ホームページもしっかりチェックしておきましょう!!
申し込みは「期間内」に!!
毎年ゴールデンウイークを超えたあたりの10日間ほどが申し込み「期間」です。
私は以前ゴールデンウイークに願書等の記載が終わって、期間「前」に郵送処理までしたことがあります(笑)、さいわい送ってすぐに気づいたので、書留の伝票を郵送した郵便局にもっていって、急いで取り戻してもらい、「期間内」に改めて郵送しました。
結局あのまま期間前に到達していたらどうなっていたのかはわからないので、経験ある方は教えてください!!(笑)
「期間内」であれば、早い方がいい。
はじめて願書を提出した年度の話なので、現在ではマイナーチェンジあるかもしれませんが、申し込みの期間内であれば早めに郵送した方が良いです。その年は受験初年度だったので担当の方が優しかったのかもしれませんが、必要事項の記載漏れがあったらしく、わざわざ電話で内容確認と再送依頼をしてくれました。
おわりに
相模原市中央区の税理士・ファイナンシャルプランナー梨井俊税理士事務所では、
税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。
ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。
梨井俊税理士事務所
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