2020 税理士試験 相続税法 (一部) 解答速報 やや詳細
※本稿は私個人の責任において記事としています。
計算
早い方でも完答に65~70分。
理論の分量も見劣りしないためには、部分的な点数の積み重ねが肝要。まずは60分でどこまでできるか!?
・相続人
乙・C・D・E → 1/2・1/8・1/4・1/8
・法定相続人
乙・B・C・D・E → 1/2・1/10・1/10・1/5・1/10 5人
・Fは法定相続人でないため未成年者控除なし。
・H…98,592,000 特定居住用宅地等
・L…10,000,000
・M…60,729,200 特例対象宅地等でない(と意図されていると想定)
・N…5,440,000
・Q…100,881,000 165㎡部分は特定事業用宅地等
・R…12,000,000
・S…65,600,000 貸付事業用宅地等
・T…乙8,962,800 C720,000
・貸付金…16,115,200
・V…甲の相続財産でない
・W…15,160,000
・X…20,031,874 (20,030,000)
・分割財産160,000,000-3,000,000+80,000=157,080,000を相続分
・債務 乙3,160,000‐160,000=3,000,000
・葬式費用3,000,000×1/3=1,000,000 乙・B・C
・a生命保険15,008,000
・b生命保険 C17,000,000 B3,000,000
・c生命保険(生命保険契約に関する権利)2,000,000
・d生命保険(保証期間付定期金に関する権利)3,716,250
・管理残額2,880,000
・B生前贈与加算2,000,000
・相続税額の加算額 F・E (Eは按分あり)
・B贈与税額控除194,000
・C未成年者控除300,000
・Bの既控除額は60,000×(70-26)=2,640,000と概算
(1) 8,000,000
(2) (1)+100,000×20‐2,640,000=7,360,000
(3) (1)>(2) ∴7,360,000
※理論は予備校模範解答レベル受験者は全体の0.5%ほどと予想。
肝要なのは、出題に対しての「説明」をしっかり行っているか。
1-(1) 「適用するための手続」を説明しなさい。
1-(2) 「理由」「課税価格及び税額の計算」「申告手続」について説明しなさい。
1-(3) 「申告等の手続」「課税価格の計算」について説明しなさい。
2 「贈与税の課税が問題となる場合」について説明しなさい。(「関連する条文とその趣旨」は修飾)
…みなし贈与の規定「~の場合においては」「~の時に」「~は」「~を」「~から」「贈与により取得したものとみなす」。
の本説例へのあてはめがどこまで読みやすく説明できているか!?
一般論(ここに趣旨と場合)→関連規定(ここに条文)→あてはめ(説明) の順番が望ましい。
両方とも事例形式という珍しい出題。
堅苦しい記載で申し訳なかったです!
しかし、本当に大変だったと思います、、。
わりとフェアなのは
理論…大手A傾向 経験者(3年以上)傾向の論点でしっかり勉強した初学者(1.2年)が強い。理論得意なタイプは時間のかけすぎに不安。
計算…大手B傾向 初学者(1.2年)傾向の論点でしっかり勉強した経験者(3年以上)が強い。計算得意なタイプでも読み飛ばしはできない。
といった講評になるため、十分な実力をもってまんべんなく解答できた受験者はわりと盤石だと思う点です。
税理士・ファイナンシャルプランナー事務所のホームページであるこのページは
今後、税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。
ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。
梨井俊税理士事務所
計算
早い方でも完答に65~70分。
理論の分量も見劣りしないためには、部分的な点数の積み重ねが肝要。まずは60分でどこまでできるか!?
・相続人
乙・C・D・E → 1/2・1/8・1/4・1/8
・法定相続人
乙・B・C・D・E → 1/2・1/10・1/10・1/5・1/10 5人
・Fは法定相続人でないため未成年者控除なし。
・H…98,592,000 特定居住用宅地等
・L…10,000,000
・M…60,729,200 特例対象宅地等でない(と意図されていると想定)
・N…5,440,000
・Q…100,881,000 165㎡部分は特定事業用宅地等
・R…12,000,000
・S…65,600,000 貸付事業用宅地等
・T…乙8,962,800 C720,000
・貸付金…16,115,200
・V…甲の相続財産でない
・W…15,160,000
・X…20,031,874 (20,030,000)
・分割財産160,000,000-3,000,000+80,000=157,080,000を相続分
・債務 乙3,160,000‐160,000=3,000,000
・葬式費用3,000,000×1/3=1,000,000 乙・B・C
・a生命保険15,008,000
・b生命保険 C17,000,000 B3,000,000
・c生命保険(生命保険契約に関する権利)2,000,000
・d生命保険(保証期間付定期金に関する権利)3,716,250
・管理残額2,880,000
・B生前贈与加算2,000,000
・相続税額の加算額 F・E (Eは按分あり)
・B贈与税額控除194,000
・C未成年者控除300,000
・Bの既控除額は60,000×(70-26)=2,640,000と概算
(1) 8,000,000
(2) (1)+100,000×20‐2,640,000=7,360,000
(3) (1)>(2) ∴7,360,000
※理論は予備校模範解答レベル受験者は全体の0.5%ほどと予想。
肝要なのは、出題に対しての「説明」をしっかり行っているか。
1-(1) 「適用するための手続」を説明しなさい。
1-(2) 「理由」「課税価格及び税額の計算」「申告手続」について説明しなさい。
1-(3) 「申告等の手続」「課税価格の計算」について説明しなさい。
2 「贈与税の課税が問題となる場合」について説明しなさい。(「関連する条文とその趣旨」は修飾)
…みなし贈与の規定「~の場合においては」「~の時に」「~は」「~を」「~から」「贈与により取得したものとみなす」。
の本説例へのあてはめがどこまで読みやすく説明できているか!?
一般論(ここに趣旨と場合)→関連規定(ここに条文)→あてはめ(説明) の順番が望ましい。
両方とも事例形式という珍しい出題。
堅苦しい記載で申し訳なかったです!
しかし、本当に大変だったと思います、、。
わりとフェアなのは
理論…大手A傾向 経験者(3年以上)傾向の論点でしっかり勉強した初学者(1.2年)が強い。理論得意なタイプは時間のかけすぎに不安。
計算…大手B傾向 初学者(1.2年)傾向の論点でしっかり勉強した経験者(3年以上)が強い。計算得意なタイプでも読み飛ばしはできない。
といった講評になるため、十分な実力をもってまんべんなく解答できた受験者はわりと盤石だと思う点です。
税理士・ファイナンシャルプランナー事務所のホームページであるこのページは
今後、税理士試験受験生・会計事務所勤務の方向けの情報発信媒体として有益な情報を更新していきたいと思います。
税理士としての新しい働き方も常に模索中です。
ともに成長していければと思っています。
ここまでお目通しくださり、ありがとうございます。
梨井俊税理士事務所
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